【初詣に考える裁判実務】

    弁護士の安井です。
    
    皆様、あけましておめでとうございます。
    顧問先企業様をはじめ皆様には、
    旧年中は大変お世話になりました。
    本年もよろしくお願いいたします。
    
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    先日、初詣に西宮神社へお参りしました。
    
    参道の途中では、
    西宮神社若えびす獅子舞保存会の方々が獅子舞を舞い、
    人形芝居えびす座の皆さんがえべっさんの人形芝居を披露されていました。
    
    
    
    本堂での祈願を終え、奥の庭園に向かうと、
    「伊勢神宮遥拝所」という立札を見つけました。
    
    立札には、
    「毎年10月17日の神宮祭に際して、当所から伊勢の神宮を遥拝します。」
    と記されています。
    遥拝(ようはい)とは、遠方からおがむことを言うようです。
    
    Withコロナの現代風に言えば、
    「リモート参拝」といったところでしょうか。
    
    
    
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    「リモート」といえば、2020年5月から、
    裁判所もWeb裁判を実施しており、
    2020年12月からは全国の地方裁判所本庁で運用されています。
    
    https://www.courts.go.jp/about/topics/webmeeting_2020_1214/index.html
    
    Web裁判の対象となる訴訟についても、今は大都市にある地裁本庁だけですが、
    今年の2月から7月にかけて、島しょ部の地裁支部から全国の地裁支部へと順次拡大するようです。
    
    加えて、本人出頭が原則として求められていた家庭裁判所における
    調停期日についても、今後Web会議が活用される見通しです。
    
    https://www.kobe-np.co.jp/news/zenkoku/compact/202112/0014885787.shtml
    
    調停期日は、今でも相手方と鉢合わせにならないよう
    最大限配慮されているとはいえ、同じ建物にいることには変わらず、
    依頼者の皆様も度々心配されていました。
    
    今後、Web裁判・Web調停が活用されることで、
    鉢合わせの可能性もなくなり、安心して手続を進め、
    早期の紛争解決を実現できるのではないでしょうか。

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